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年代問わず多くの女性が乾燥肌のスキンケアをどうしたら改善したら良いか悩んでいる!!
なぜ今、乾燥肌の女性がこんなにも増えているのか。原因はいろいろ考えられます。
自宅の外に一歩出れば、晴れた日でも曇りの日でも紫外線が出ているので、肌に強い刺激を与えてしまいます。
寒い冬は外に出たくないからと、室内にこもってしまいストーブやファンヒーターで、室内の空気が乾燥します。
乾燥肌を招く原因は、まだまだたくさんっ!
乾燥肌を1日も早く解消させて、潤いと透明感あふれる肌を手に入れたい!
乾燥肌なので自分の肌に自信が持てない!と嘆いてばかりではいられません。
そこで、乾燥肌対策についていろんな観点からアプローチしてみました。毎日のスキンケアの方法や食生活など、今一度見直してみましょう✨
肌の表面がカサカサだからメイクのりが悪い
乾燥肌になると、肌の表面がカサカサしていて、ファンデーションをつけても、メイクのノリがいまいち良くない!
しかし、乾燥肌の女性は、肌の表面だけではなく、角質層にまで肌の水分や保湿成分、油分が不足していることもあります。
これを解消するには、毎日のスキンケアで肌の表面から内面、つまり角質層にまで水分や保湿成分をたっぷり届けてあげることが必要ですね。
ファンデーションの選び方次第で、メイクのノリをもっと良くすることもできます。
きちんとスキンケアを行った上で、美容液成分が配合されたクリームタイプのファンデーションをつけると良いでしょう。
メイクくずれしやすい!という人は、クリームタイプのファンデーションに変えるだけで、メイクのノリが全然変わってくると思いますよ。
乾燥肌に必要なのは「セラミド」
乾燥肌というのは肌の角質層に含まれる水分量が極端に少なくなっている状態。肌に必要な皮脂や水分を蓄えることができず、皮脂や水分が逃げてしまいます。
その改善に必要なものがセラミド。
もともと肌に存在する保湿物質で、細胞と細胞の間の隙間を埋めてくれる「細胞間脂質」の機能をはたします。セラミドは角質層に存在する細胞間脂質の中でも約50%を占めています。
そのセラミドも種類によって配合されている製品の値段が変わってきます。また、アレルギーを発症するものもあるので注意して選んでいただくために、次はその種類についてご紹介します。
セラミドの選び方
セラミドにも種類があって、その種類によっても効果が様々!成分表示も一緒に記載しているので製品購入時などの時に参考にしてくださいね!
セラミド①:天然セラミド
表示としては「ビオセラミド」「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」など
・動物の脳・脊髄から抽出したもの
・人の皮膚のセラミドに近い
・肌に浸透しやすく保湿力に優れる
・価格高め
セラミド②:植物性セラミド
表示としては「植物性セラミド」「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「加水分解コンニャク根」など
・米、とうもろこし、大豆、こんにゃくから抽出したもの
・動物性セラミドと比較して刺激少なめ
・原材料によってはアレルギーを起こす人も
・天然のものより価格安め
セラミド③:ヒト型セラミド(バイオセラミド)
表示としては「セラミド1」「セラミド2」「ヒト型ナノセラミド」など
・酵母を利用して生成したもの
・人の皮膚のセラミドとほぼ同じ化学構造で保湿力、浸透力高い
・肌の奥までは届きにくいが改善されてきている
・天然のものより価格安め
セラミド④:合成セラミド
表示としては「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「L-グルタミン酸」「ヘキサデシロキシPGヒドロキセチルヘキサデカナミド」など
・石油などの原料から化学合成されたもの
・人の皮膚のセラミドに似た分子構造であるが、別物である
・天然セラミドやヒト型セラミドと比較して効果は薄い
・価格は安い
セラミド⑤:ミルクセラミド
・牛乳から抽出したもの
・植物性セラミドより浸透力が高い
・ミルクセラミドのスフィンゴミエリンがセラミド生産に効果的
・価格は比較的安い
効果が高いのは人に皮膚に存在するセラミドに近い、「天然セラミド」と「人型セラミド」!値段の安いものは必要とするぶんのセラミドが入っていないことが多いので、値段が3000円以上のものを選べば間違い無いでしょう。
セラミド以外の有効成分
セラミド以外におすすめしたい有効成分は4つあります!
・ヒアルロン酸
・ビタミンC誘導体
・アミノ酸
・コラーゲン
有効成分:ヒアルロン酸
ヒアルロン酸はスキンケア用品に多く使われ、高い保水力があることで有名ですよね。ヒアルロン酸が配合されたものを使うことで肌にハリや弾力が生まれると、様々な年齢層の人に使われています。
肌表面に効果を与えるセラミドと違って、ヒアルロン酸が存在するのは真皮。ヒアルロン酸はゼリー状の物質でありながら、200〜600倍の水分を蓄える力があります。
敏感肌の人にもおすすめな成分ですよ!
有効成分:ビタミンC誘導体
ビタミンCはそのままでは肌に浸透しにくいものになっています。そのビタミンCを肌に浸透しやすい形に変えたもの。抗酸化作用がありシミやニキビの炎症を抑え、ポツポツ毛穴やしわにも効果的な成分。
クリームよりも化粧水に配合されているタイプがおすすめ。
中でも「リン酸アスコルビル」や「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」と成分表示されているものは浸透力が高いので確認して購入しましょう。
ビタミンCをつけて肌が乾燥しやすくなったという声もあるので、肌が弱い人や心配な人は「ナイアシン」が配合されているものを使うといいですよ。
有効成分:アミノ酸
アミノ酸とは肌の主成分となるコラーゲンや角質内を保湿してくれているNMFの主原料となるものです。
アミノ酸は肌の色ツヤを保ち、NMFの機能を維持して肌の水分が失われないように作用している肌に欠かせない成分です。
有効成分:コラーゲン
保湿成分としても有効。表皮の下に存在している真皮の70%を占めるコラーゲンは肌の弾力を保つ働きを持つ役割や、真皮から表皮に栄養を送る役割をしています。
コラーゲンが減ることで肌の弾力が失われ、たるみの原因になることも。また、栄養が行き渡らなくなるためシミやくすみができやすくなるんです。
この成分が入っていたら注意!よくない成分
敏感肌や乾燥がひどいという人はこの成分に気をつけてスキンケア用品を購入しましょう。ちょっとした刺激がかゆみや悪化に繋がってしまいます。
・アルコール
・香料
・着色料
・保存料・防腐剤
・泡立ち成分
よくない成分①:アルコール
皮脂を分解し、清涼感を与えてくれるエタノールはさっぱりタイプのスキンケアに多く含まれている印象です。
ベタつくからしっとりタイプは嫌いという人も、それが乾燥肌を作っている原因となっているのなら今すぐ変えるべきです!
アルコールフリーのスキンケア用品を使うようにすることで、肌質も変わってきますよ。
よくない成分②:香料
香料は様々な成分や物質があるため、特定のものを指すことはできません。
しかし香料によってアレルギー症状を引き起こすとも言われていて、原因を自分では特定しにくいものとなっています。そのため自然由来のもの以外はなるべく無香料のものを選びましょう。
よくない成分③:着色料
製品を見栄えに大きく影響する着色料は肌への刺激が強く、発がん性があるというものも。
成分表示で「FD&C」「D&C」などと表記されます。製品購入時に確認しておきましょう。
よくない成分④:保存料・防腐剤
保存料・防腐剤は製品を長持ちさせるために添加されるものですが、敏感肌には刺激を与える恐れもあります。
成分表示で「メチル」「プロピル」「エチルパラベン」「フェノキシエタノール」などと表記されています。
よくない成分⑤:泡立ち成分
泡立ち成分は本来必要ではない「泡立たせるためだけ」の成分です。もし今使っている洗顔料に泡立ち成分が入っているなら、肌にのせる時間を減らし、刺激しないように気をつけて使いましょう。
成分表示としては「ジエタノールアミン(DEA)」「トリエタノールアミン(TEA)」「ラウリル硫酸ナトリウム」などと表記されます。
無添加や低刺激といった表示が記載しているかを判断材料にしている人も少なくないのではないでしょうか?
一般的に無添加と表示していいのは、薬事法によって成分表示に表記することを義務づけられている103種類の表示指定成分が入っていないことを示します。
つまり、表示指定成分以外で刺激を感じることもあるということ。必ずしも無添加だからといって刺激がない肌に優しいものというわけではないのです。
乾燥肌に効果的な食べ物ってあるの?
外の空気が乾燥する時だけ肌が乾く人もいますが、年中乾燥肌で悩んでいる女性は、もしかしたら毎日の食生活に問題があるのかもしれません。
と思うかもしれませんが、それよりも先にほうれん草やにんじん、タマネギ、小松菜、かぼちゃなどビタミンやミネラルがたっぷり含まれた野菜をたくさん食べることです。
もうひとつには、セラミドがたっぷり含まれた食材を毎日の食事に摂り入れると良いですね。
大豆や海藻類に含まれていますが、それほど多くは含まれていません。
皮膚の粘膜を強くする働きが期待されており、肌の新陳代謝の活性化を助けると言われています。
そして、肌の乾燥を防ぐとともに、美肌を維持するためには、ビタミンB群の栄養素は必須の存在と言われていますね。
乾燥肌の人の正しいスキンケア方法
肌に不足しがちな水分や保湿成分を補うだけではなく、洗顔料の選び方や使い方が重要ポイントになります。
洗浄力が強い洗顔料を使い続けていることが原因で、乾燥肌を引き起こしてしまうこともあります!
洗顔で皮脂や汚れを落とすことももちろん必要だけれど、乾燥肌を防ぐためには、洗顔をする時に保湿成分もしっかり補給するということ!
洗顔した後は時間を置かずに、すぐに化粧水をたっぷりつけて水分を補う!
手のひらでよく温めてから、顔全体に乗せると、肌の内面に浸透しやすくなりますよ❤︎
ここからは、クレンジング〜日中のスキンケアまで、一日のお肌のケアの流れを見ていきましょう!
クレンジング方法
乾燥肌の人のクレンジングはクリームタイプ・ジェルタイプ・ミルクタイプがおすすめ!クレンジングシートは手軽ですが、刺激が強く摩擦によっての負担が大きすぎるので、どうしてもという時以外は避けましょう。
・クリームタイプ…摩擦が起きにくいのが特徴。
保湿成分が多く含まれているものが多いため、クレンジング後にしっとりした肌になりやすい。
・ジェルタイプ…弾力のあるテクスチャーが特徴。
ジェルタイプにも「油性ジェル」「オイルイン水性ジェル」「オイルフリー水性ジェル」などのタイプが存在します。
・ミルクタイプ…なめらかなテクスチャーが特徴。
メイクが薄めの時に使用する。肌が乾燥しやすい人にも使いやすいクレンジング。
時間をかけて行うと肌への刺激に。クレンジング料を塗ってからすすぐまでを、1分以内に終わらせるようにしましょう。
①500円玉大のクレンジング料を手のひらで温めます。
②こすらないように顔全体に広げます。
③目元のアイメイク・コンシーラーなどの部分は、手のひらを密着させ温めて落としていきます。
④水かぬるま湯で洗い流します。
*マイルドなクレンジング料を使う場合は、目元だけ専用のリムーバーを使うなど、ポイントリムーパーを使うようにしてください。ウォータープルーフなどのマスカラや落ちにくいアイラインを使っている場合は特にです。
夜の洗顔方法
一日の汚れを落とすのが夜の洗顔の役割といっても過言ではありません。
クレンジングがメイクを落とすものに対して、洗顔の役割は肌表面にある脂汚れを落とすことにあります。古い脂汚れが肌に残っていることで、時間と共に酸化してシミやしわ、肌荒れの原因に・・・
なので夜の洗顔のポイントは手早く、1日の汚れをオフすること!
また、シャワーでの熱いお湯や水圧は皮膚の薄い肌表面に刺激を与え、乾燥を引き起こします。洗顔後、タオルでふわっと顔を押さえるようにして水分を吸い取らせます。
洗顔後のタオルは清潔な新しいタオルを使うようにしましょう。タオルが古くなってくると乾かしたときに繊維がガサガサに硬くなってきます。繊維が硬くなったタオルは肌を傷つけます。
夜のスキンケア方法
夜のスキンケアには、明日の肌を左右する重要なポイントが隠れています!
乾燥肌さんには特に大切な部分なので、細かくご紹介していきます!
化粧水が潤いの元へ
水分が逃げないうちに洗顔が終わったら即つけます。たっぷりと手の平に化粧水をとり、手のひら全体でなじませていきます。じんわり温めながら浸透させていきましょう。
とろみのある成分だからといって肌が潤うとは限りません。しっかりと成分を確認して自分にあった化粧水を見つけておきましょう。先ほど紹介した、「セラミド」やセラミド以外の有効成分として紹介した「ヒアルロン酸」「ビタミンC誘導体」などが入っているといいですね。
美容液をいつ使うかが肌を左右する!
化粧水を使う前の「導入」としてや、化粧水後につけて浸透させるなど美容液には使い方が様々ありますよね!私は、口元や頬の下の方が乾燥しやすいので、導入と化粧水後どちらも美容液を使っています!
製品によっても「いつ使うべきか」が違ってくるので、ドラッグストアのカウンターや、ビューティーアドバイザーの方に相談してみると丁寧に教えてくれるはずですよ!
自分にあったタイミングを見つけ、セラミド配合の美容液をたっぷりとつけましょう。
乳液・クリームで今日から明日の肌づくりへ!
乳液とクリームは薄すぎず、つけすぎずな量を塗りましょう!
塗るときは、肌をこすらないように全体に塗っていきます。マッサージなどを行う場合は、摩擦を軽減してくれる乳液・クリーム後に行ってください。
乾燥しやすい目元・口元は特に重点的につけましょう。手のひらを密着させて温めるようにするとさらに効果的です!たっぷりとつけすぎてしまった場合は、ティッシュで少し押さえてオフしてくださいね。
スペシャルケアでいつもと違う私に!
スペシャルケアとしてパックを使ったりもしますよね。最近は1週間ぶんや1ヶ月ぶんがまとめて入っているデイリー使いできるパックが人気ですよね。
しかしデイリー使いできるものはパックごとの仕切りがないので、だんだんと乾燥してきます。放置してしまうクセがある人は衛生的にも保存の面でもよくないので気をつけておきましょう。
ちなみに、シートパックやコットンを使ったパックをする場合は3分〜10分程度にとどめておきましょう。長い時間使い続けると肌の水分までも奪い取られ乾燥してしまうからです。
朝の洗顔方法
寝る前につけた乳液やクリームなどの成分や、寝ている間に分泌された皮脂が酸化しているため朝の洗顔も丁寧にしましょう!
②次に毛穴が開きがちな頬を
③最後に皮膚の薄い目元や口元に広げます
④全体に広げたら、ささっと水ですすぎます。この時も手が触れないように、水を当てるようにすすぎます。
すすぎ残しはニキビの原因にもなるので、フェイスラインや髪の生え際までしっかりすすぎましょう。
朝のスキンケア方法
朝のスキンケアは、セラミド配合の美容液を使って、なめらかなくすみナシ肌へ!
セラミド配合の美容液を使うことで、水分を肌にとどめて、毛羽立ちのないなめらかな肌表面に整えてくれるので、メイクのりが全く違ってきます。
夜のスキンケアと違って、化粧が崩れにくく乾燥しないことが朝のスキンケアに重要なポイントです。そのため、油分の多いクリームは朝はなるべく使いません。
プレ化粧水→美容液→化粧水→乳液(美容液を含ませる)
この順番で行うことで、化粧水が浸透されやすくなるので是非実践してみてください!
日中のスキンケア方法
日中のスキンケアは、スプレータイプの化粧水を持ち歩きましょう!夏場の化粧崩れ対策だけでなく、乾燥で粉を吹いてしまう肌にもおすすめなんです。
②ティッシュなどで柔らかく抑え、余分な水分をとります。
③清潔な手で顔全体を軽くパッティング
④肌がもっちりしたら、ファンデーションなどで化粧を軽く直す。
また、保湿美容液をひと塗りすることも効果的です!しっとりとした肌触りを持続してくれるので、柔らかい肌で1日過ごせますよ!
そのスキンケア方法間違えています!
水分を蓄える働きをする「保湿成分」を与えることで本当の保湿がされます。あなたは下記のことで保湿をしていると思っていませんか?
成分の大半が水なので蒸発し、乾燥してしまいます。何度も化粧水をつけるとかえって蒸発してしまうことも。
化粧水などの水分をとっただけでは意味がないので、化粧水が乾燥しないうちに美容液や乳液を塗ってしまうこと!
ダメスキンケア②:シートマスクで肌を保湿させるだけ
シートマスクなどで時間をかけて肌に浸透させても結局は水分なので、シートマスクをつけただけでは意味がありません。
ダメスキンケア③:乳液でフタをしたつもりになる
水分が逃げないように乳液の油分でフタをするやり方ですが、油分の水分を保持する力はそこまで高くありません。クリームやオイルなどの油分の高いものでもフタにはならないのです。
セラミドなどの有効成分で効果的に肌を柔らかくし、その後クリームやオイルなどで膜を作ってサポートすることが大事なのです。
まとめ
いかがでしたか?乾燥肌には原因があって、スキンケアや日常生活で改善できることがわかったかと思います。
乾燥肌スキンケアのポイントは「セラミド」!
肌が乾燥していると、メイクがのらず崩れやすいので、笑顔でいるなんてできないですよね。毎日きちんとケアをすることであなたの素肌も美しく輝くことができるでしょう✨
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